まだやってます。先日のクラックは、モンテカルロのレストアをしてる職人(仮)によって補修され、エンジン・ミッションが載りました。
で、エンジンはすんなりかかり、点火時期やらキャブのミクスチャの調整などしていたら、パキッ!という音がして何だろう?と。膝の関節の音にしては大きいし、こんな大きい音で膝が鳴ったら多分折れちゃうだろうし、けど膝は痛くないし、学校ないし、家庭もないし、ヒマじゃないし、カーテンもないし。
と思っていたら、エキゾーストから水蒸気が。床にはクーラントが。ラジエタファンが回っているのでエンジン止めたら水温計は100度を超えてる。ガスケット抜けたっぽい…。
なぜガスケットが抜けたのか…。!!あのパキ音。ヘッドボルトが折れた?とりあえず外に出ているボルトを回してみると1本だけスカスカ…。
スカスカのヘッドボルトを抜いてみると、なんとブロック側のスレッドが抜けてボルトのネジ山にくっついたまま出てきました。またエンジン降ろしです…。
多分原因は、後付けのエアコンコンプレッサのブラケットがヘッドボルトで留められているのですが、ブラケットの厚みの分ヘッドボルトのネジ山の咬み合わせが少なくなったことかと思います。A112用のDCOEを取付けるインマニがAlquatiから出てましたが、このインマニにはインマニの厚さ分をカバーする長いヘッドボルトが付属してました。そういうことなんだと思います。
仕方がないのでこのクルマから降ろしたエンジンの腰下を使うことにして、エンジンをバラします。
このエンジン、相当オイル管理が悪かったらしくスラッジが半端ないです。クランクのオイルシールもカチカチで、漏れたオイルに汚れが付着してボルトの頭が見えない状態になっていました。ブロックだけでなく補器類もやたら汚かった原因はオイル漏れの放置が原因のようです。エンジンから出てる異音も、オイル管理が悪かったことが原因かと。カムチェーンがダルダルです。オイルポンプのギアの遊びも大きいですし。
とりあえずピストンとかクランクとかのクリアランスを測定してから、載せたエンジンから移植できるものを移植しようかと。また納車が遠のく…。
折角張り替えに出してたシートが出来上がってきたのに…。