GSのフルトラ

フルトラ用のディスビ

ジャガーは部品待ちになったのでGSを再開です。海外からGSA用のフルトラのイグニッションパーツが届いたとのことで見てみましたが、まぁ汚いです。不安なので一度バラします。

内部の様子

やっぱり汚れてますけど、それほどでもありません。一度、ピックアップコイルの部分やガバナ進角の機構を全部バラして掃除してグリスアップしました。やっぱりというか、バキューム進角のダイアフラムが切れているので、バキューム進角は使わずに行きます。正確には始動時の暖気促進のためのバキューム遅角なので、使わなくても良いのです。

ピックアップコイルの出力波形

組み上がったので、念のためディスビ単体で出力の確認をします。手で回した程度でもpeak to peakで3Vくらい出ているので問題無いと思います。

組み上がったディスビとモジュール

モジュールは新品を送ってもらえたので、放熱用のシリコングリスを塗ってヒートシンクに取り付けます。

今現在はポイントのディスビの出力をMSDのポイント入力に入れています。オーナーさんはポイントのヒールの摩耗などでのトラブルを避けたいのか、フルトラにしたいようです。最終的にはフルトラの出力をMSDに入力して点火出力を得るようになります。万が一MSDが壊れても、フルトラであればコイルもそのまま使えますし、ポイントよりはトラブルが少ないと思われます。フルトラが壊れる心配もありますが、MSDとの組み合わせの場合、モジュールの負荷が非常に軽いのでほぼ壊れることは無いでしょう。

ガソリンタンク上部のホース

ガソリンタンク上部の圧力抜きのパイプを繋いでいるホースが切れていた件ですが、汎用の燃料チューブを使ってつなぎました。内径12mmのゴム製の燃料ホースって意外と無くて、仕方なくビニールチューブタイプの燃料ホースにしました。万が一また劣化しても、トランクのカーペットをめくってメンテホールを開ければ簡単に替えられるのでこだわらないことにしました。最初からホースバンドとか使われていなかったので、なんとなくタイラップで押さえておきました。なんか、他のホース類も寿命っぽい感じです。フュエルフィルタも一度も替えられていないっぽいですし。全てが寿命な感じなので、ダメそうなところを替えていったらキリがありません。不具合が出たら都度、対応していくしかないのかもしれません。