ローテク

真空管ラジオの内部

半導体全盛の世の中ですが、真空管にそそられたりします。物質を熱すると電子が飛び出しやすくなることを電圧の制御等に利用しています。真空管が赤く光るのはそのためで、そのヒーターを灯すために結構な電力が必要なのですが、それでも電子を動きやすくために半ばムリヤリ熱するわけです。

自動車の内燃機関にも同じような部分があって、回転力を得るために鉄の塊の中で半ばムリヤリにガスを爆発させています。爆発によって発生する結構な熱は、一部を冬にヒーターとして利用する以外、ほぼ捨ててしまいます。

半導体を使えば熱する電力も必要無いし、モーターを使えば爆発を起こす必要もないのですが、なんかこう、そこにロマンのようなものを感じてしまうのです。加えてそのテクノロジーが自分の身の丈にあっていたりとか、ノスタルジーを感じたりという部分も大きいかと。

コンピュータや電気自動車も使ってはいますが、イマイチ楽しめないのはそんなところにあるのかもしれません。ただのツールとして使えば便利なのでしょうが、趣味のアイテムには成り得ないというか。

それでも自分のX1/9に自作のコンピュータを積んでいたり、さらに電動ウォーターポンプを付けようかとか考えてますけど。この仕事を始める前はコンピュータのソフトウエア開発に携わっていたりとか。なんなんでしょうね。

また長くなってしまいました。すいません。