先日水温計の不具合を直しましたが、やはりラジエタファンの回転開始温度が高いということでサーモスイッチを交換することになりました。
多分一度も交換されていません。表面に堆積している汚れを落としてみましたが、やはり動作開始温度は高いままなので手元にあったX1/9用か何かの新品に交換しました。
ついでにクーラントがとても汚れていたので、2回ほど水道水でフラッシングしてからクーラントを入れました。サブタンクも一度外して、中を掃除して戻しました。スイッチの交換後は、水温計の真ん中よりちょっとだけ上でONになり、真ん中よりちょっと下辺りでOFFになるようになりました。
ミッションオイルを交換しようとしたのですが、テーパータイプのドレンボルトがミッションケースの面と面一までねじ込まれていて全く緩みません。ナメる&破壊も覚悟で超長いブレーカーバーで緩めたら、バキンという音ともにようやく緩みました。漏れが心配ならシールテープでも巻いて欲しかったです…。
予想通りオイルは真っ黒でした。今のところイタリアから来た車はもれなくミッションオイルが真っ黒です。運よくドレンボルトはナメなかったので、シールテープを巻いてほどほどの強さで締めておきました。
このクルマのドラムには親切にも、ドラムを外さなくてもシューの厚さを確認できるように穴があります。ですが、ホイールシリンダの漏れはブーツをめくって確認したほうが良いので、結局ドラムを外します。
シューの厚さも充分ですし、カップの漏れも無かったので、掃除してからグリスアップしておきました。
初期型のキャリパーはパッドの残量を確認しやすくて良いです。問題無かったので、こちらも掃除をしてグリスアップしておきました。
ブレーキ周りの点検・清掃が終わったらブレーキフルードの交換です。こちらも随分交換されていないようで、真っ黒でした。
やはりイタリア車にはチャンピオンが使われていました。摩耗はまだ少ないので掃除をして戻しました。
ディスビはキャップを外してポイントギャップを確認しましたが問題無かったので、内部の掃除とグリスアップをしておきました。
前回、850 Spiderでもキャブの汚れでアイドリングが不調になったりしたので、念のためこちらも掃除をしておきます。画像は掃除後なのですが、掃除の前は各部が真っ黒で、フロート室にもかなりの沈殿物が溜まってました。
先日、左のリアショックの固着が発覚したので左だけ交換したのですが、念のため右のリアショックも交換しようと思ったら…。例のボルトが緩みません。捩じ切れそうです。とりあえず浸透潤滑剤を大量に吹き付けておきました。長丁場にならないことを祈ります…。固着にはホント悩まされてばかりです…。