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一旦終了した作業内容をまとめようと、現車を見ながら色々確認していたところ、エキゾースト側のタペットカバーにオイル滲みが見られます。それがガスケット部分じゃなくて、なぜか上面にオイルが滲んでます。
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滲んだオイルを拭いてみたら、なんとクラックが入っています。しかも結構長めに。
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タペットカバーは2本のリテーナナットで止められているのですが、先人が締めすぎたのですね。本来であれば茶色いファイバーワッシャが入っているはずなのですが、ワッシャの代わりにベンガラ色の液体ガスケットが塗られています。これじゃワッシャの厚み分、締め過ぎちゃいますよね。
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しかも多分、硬化して痩せたガスケットは交換せずに、そのまま液体ガスケットを大量に塗って誤魔化したっぽいです。こんな状態で漏れないようにリテーナナットを締めたのでカバーが割れてしまったのですね。中古のカバーを探すか、クラックを溶接などで埋めるしかないです。
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このクルマ、下周りは割と腐食が少ないのですが、1か所だけ腐食している部分があったのでつついてみたら大穴になってしまいました。
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位置的に助手席側のフロアの角なのでカーペットや遮音材を剥がしたら、こんなんなってました。このあたりのイタリア車では定番の状態です。
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ということはその角だけじゃなく、フロアパネルの1周がその状態になっている可能性が高いわけでして。反対側の角にも錆が広がってます…。
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その部分を車体の裏側から見ると、タイヤホイールのインナーカバーに隠れた部分に腐食を発見。
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ホジホジすると、やはり穴が…。運転席側には見当たらないのですが、室内側から腐食が始まっている可能性もあるので確認しなきゃですね。80年代とか、だんだん遮音材とかが厚みを増して分厚くなっているのですが、その分、水分を保持する量も増えているのでしょうね。カーペットも含めると4層くらい重なっています。錆の面ではシンプルな方がいいのでしょうけど、快適性を求めるとそうなってしまうのですね。フロアの補修、大変そうです…。