ちょっと間が空いてしまったA112ですが、ミッションオイルの漏れをなんとかします。
左のドライブシャフトは摩耗が少ないため、A112用の新しいブーツに交換するだけでOKでした。左のシャフトは短いので動きが大きいためか、擦れる範囲が広いからかもしれません。右のシャフトは摩耗が激しいので、Panda用のベアリングを使ったブーツを流用しました。シャフトにベアリングを入れるのがちょっと面倒ですが、もうシャフトとブーツの隙間から滲んでくることはありません。
ミッションオイルの漏れが収まったので、エンジンの不調の件を調べてみます。エンジンが熱を持ちすぎて、時々かぶったりして止まってしまうとのことです。試走がてら通勤に使ってみましたが特に問題は発生しませんでした。最近は涼しいので現象が出ないようです。念のためアイドリング時の排気ガスを測定してみましたが、特に濃い感じはありません。エアクリーナの汚れとか大丈夫かなと思って見てみたら、夏・冬の切り替えが冬になっています。きっと夏の間、冬モードで走っていたのが原因かなと思います。
エアクリーナのフタにシャッターが付いていて、このシャッターの位置を動かすことで夏・冬を切り替えます。夏はエキゾーストの熱を拾う口を塞いで、冬にはその口から吸うようにします。こんな機構はとっくの昔になくなっているので、知らない方も多いようです。東京の冬くらいでしたら年中、夏モードでも良いかもしれませんが、こういう操作で旧車らしさを楽しむのもまた味かなとか思います。