XJ40

Jaguar XJ40

エンジンがかかりづらいということで入庫です。かかりづらいというかまったく始動せずでローダーで運ばれてきて、みんなで押して入れました。火は飛んでいたので燃料系を見ていくと、ガソリンがちょろっとしか来ていません。フィルタは詰まっている感じも無いのでポンプを疑いましたが作動音は聞こえます。どこかで詰まっているっぽいのでどんどんタンクに近いところまで追っていきましたが、結局タンクの中っぽいのでタンクを降ろすことに…。

トランク内の荷物や内装類と降ろしたタンク

タンクはリアシートの後ろのトランク内にあり、トランクのすべての装備を外してようやくタンクにアクセス可能となります。しかもタンクへの配管を切るのに、車体下部からデフの陰にあるユニオンを外さなければならず、なかなか大変です。

フュエルポンプはインタンクタイプです

ようやくタンクを降ろしキャップを外したら、ガソリンの中にポンプユニットが沈んでいました。ポンプユニット単体で電源を繋ぎ動かすと作動音はしますがガソリンは出ません。さらにポンプユニットをバラしポンプ単体で動かすと、問題無くガソリンを吐出します。

ポンプ単体

よーく見ると、樹脂製のポンプユニットのハウジングにポンプの吐出口が刺さる部分が割れていて、そこから燃料が漏れて送り出せない状態になっています。ポンプ単体でなら新品の入手が可能なのですが、問題は樹脂製のポンプユニットのハウジングです。もうハウジングの供給は無く、気長に新品か中古品を探すしかありません。もしくはオリジナル状態を諦めて、燃料供給系を作り変えてポンプを外付けにする等しなければなりません。もうほんと、重要な部分に樹脂パーツを使うのは勘弁してほしいです。このフレーズ、何度書いてますかね…。

ジャガーは部品待ちになってしまったのでA112の続きです。

エンジン・ミッション降りましたの図

とりあえずエンジンとミッションを降ろしましたが、またしても問題が…。なかなかすんなりとは行きません。

続く…。