手直し

Fiat X1/9

オドメーターを直したX1/9ですが、照明が暗いのでちょっと手直しします。

メータークラスタのコネクタ

そもそもこのクルマ、なんだかメーター全体のランプがシャキッとしてないです。コネクタの端子と各ランプやメーターの端子間をテスタで当たってみると、ヒドイところは数十Ωもあります。コネクタのハウジングを外して見てみると、コネクタの端子はハトメで銅箔のパターンに押し当てられているだけの留め方でした。てっきりはんだ付けされてるかと思ったのですが…。基板の樹脂だって痩せますし、接触不良になるのは当たり前と言いますか…。

はんだ付け

もう、銅箔と端子部分をはんだ付けしてしまいます。テスタで測ると当然ですが0Ω近くになりました。

メーターパネル

76年くらいまでのメーターパネルはスモークが入っています。しかも経年劣化でこのように見づらくなってしまいます。せめて照明が点いている時には見やすくなるように高輝度の電球色のCOBタイプのLEDを入れてみました。COBのLEDは昔ながらのLEDの弱点である光の拡散性に優れていて、照明用途に向いています。

照明ON

パネルの曇りは相変わらずですが、メーターの指示ははっきり見えるようになりました。実際に付けるパネルはこれよりももう少し透明度が高いのでまぁまぁ見やすくなると思います。ノーマルのまま5WのT10ウェッジのバルブを4個付けると20Wですが、今回は1.5WのLEDを3つ使って4.5Wなので、ノーマルの電球1つ分の電力で明るさが増しました。消費電力を減らすことで各部の負担も減りますしLED化は良い選択だと思います。LED化すると旧車の味というか趣の面でマイナスなイメージがありますが、電球色のLEDを使うことで自然な感じで移行できます。