不思議なことに、普段やらない仕事をすると似たような仕事が続いたりします。Range Roverが終わったら、入れ替えで車検整備のGelandeがやってきました。
点検の結果は特に問題ありませんでしたが、ミッションとエンジンとの接続部辺りにエンジンオイルの滲みが見られます。多分、リア側のクランクシャフトシールが硬化しているのだと思います。酷くなったら交換しなくてはいけないようです。今回は掃除だけしておきました。
トランスファ辺りにも滲みがあります。こちらは滴下するような状態ではないので、やはり様子見でしょうか。
色々点検するためにエンジンカバーを外します。両サイドのエアインテークを抜いて、引き上げて取ります。
エアフィルタはエンジンカバーの裏側の両脇に入っています。トルクスネジでカバーが留まっているので外して掃除します。次回は交換した方が良さそうです。
プラグが外しずらいのでイグニッションコイルを外しました。スパークプラグは1気筒に2本使われています。
プラグは純正のプラチナプラグが付いていました。見たところ、摩耗等の問題は無いので軽く掃除して戻しておきました。
バッテリの状態をチェックするためにバッテリの在り処を探しました。エンジンルームにそれらしい箱があるのですが、この箱の中にはECU等が入っています。同じG320でも年式によってバッテリの在り処が違います。初めの頃の年式では、この箱の中にバッテリが入っていたようです。
この年式の場合はリアトランクの左側に入っています。バッテリテスタでチェックしましたがまだまだ元気でした。
特に悪いところも無かったのでエンジンオイルとブレーキフルードだけ交換しました。エンジンオイルは8リッターも入ります。ベンツのクルマでは別に多い方ではありませんけど…。
ブレーキフルードは特に問題無く交換できたのですが、さらにもう一つ、小さいリザーバがあります。ブレーキフルードが入っているので何のリザーバかと思ったら、デフロックか何かの作動油として使われているようです。今回は交換しなくても良いとのことですが少し量が減っていたので、リザーバの中の古いフルードだけを吸い出して新しいフルードを適量を入れておきました。
今回はルーチンワークだけでしたので助かりました。大きいクルマは工場への出し入れが大変なので苦手ですが、来週あたりにまた別のGelandeが来るという噂があります…。