ウィンドウレギュレータ

Citroen C4

エイプリルフールですね。みなさん、ウソつきましたか?自分は気の利いたウソが思い浮かばなくて普通に過ごしてしまいました。C4はウィンドウレギュレータに問題があるので見てみます。

集中スイッチ

問題のレギュレータは助手席側なのですが、故障した為に社外品に交換したらしいです。助手席側のスイッチで操作すると動くようになったのですが、運転席側の集中スイッチからの操作では動かないのです。スイッチ自体の不良の可能性も無くは無いのですが、多分スイッチの問題ではありません。接触不良とかなら、たまに動いたりするはずですし。念のためバラしてみてみましたが、接点は良くあるゴム+カーボンのタイプではなく、金属板+プリントパターンの電極で、摩耗等も無く問題無い感じでした。

社外品のレギュレータのモーター

オーナーさんからの情報でコネクタがちゃんと刺さっていないとの噂があったのですが、端子同士はキチンと接触していますし、念のためコネクタが深く刺さるようにしたりしてみましたが全く様子は変わりません。コネクタに来ている配線は、2本のモーターの電源線と3本の制御線となっています。制御線のうち2本は助手席側スイッチに直接つながっていて、スイッチの押し方によって12Vが来たり来なかったりするだけの線なのですが、残りの1本がシリアル通信のデータラインのようです。クルマの車内ネットワークのプロトコルの詳細は知りませんが、多分、集中スイッチを操作するとこの制御線にコマンドが流されるのではないかと思います。

純正同等品のレギュレータ

オーナーさんが参考までにと、運転席側用ではありますが純正同等品のレギュレータの中古品を提供してくださいました。助手席側のレギュレータに繋がっているコネクタを抜いてこのレギュレータにつないでから運転席側の集中スイッチを操作してみました。助手席ウィンドウの開閉スイッチを操作しても何も動きませんが、運転席ウィンドウの開閉スイッチを操作すると運転席のレギュレータと助手席のレギュレータの両方が同時に動きます。

レギュレータ内の基盤

この純正同等品の内部を隙間から見てみたところ、マイコンっぽいLSIが載っている結構な規模の基板が入っています。多分、シリアル通信でコマンドを受けてモーターを動かすのだと思います。社外品のモーターにはシリアル通信の機能が無いか、I2CのアドレスのようなID的な値がオリジナルと異なっているためにコマンドを受信しないとか、そういう問題の様です。ということで、純正のモーターを使えば解決しそうです。どうしましょうか…。