
御常連の1980年のX1/9には日本のディーラーオプションのカーステレオが付いています。当時の物はたいてい何らかの不具合があり、今時の物と交換されているのですが、この方は高い料金を払ってオーバーホールをして使い続けています。
自分の1974年のX1/9にも手に入れた時には画像のカーステレオが付いていたのですが、カセットテープを入れると巻き込むし、ラジオの感度もイマイチなので今時のBluetooth対応の物に交換しています。しかし、御常連のカーステを見るにつけ、やはり旧車にはこういうアクセサリも当時物が似合うなぁと。で、外したものを引っ張り出してきたわけです。
ただ、このカーステ、本体に押された検収印を見ると(昭和)53年8月となっています。私のクルマはディーラー車で、当時のディーラーは『しゃれものフィアット』でおなじみのロイヤルモータースです。しかしこのカーステの年代になると、ディーラーは東邦モーターズなので、このカバーやカーステ本体は東邦モーターズによって取り付けられたものかもしれません。

一応、MADE IN JAPANですが、あまり聞きなれないメーカーです。もしかしたらカーステ本体のみ交換された可能性もあります。

このカバーがとても出来が良いです。鉄板でできていて、溶接や塗装がとても丁寧です。Group Runaboutには極初期のディーラー車をお持ちのメンバーがいらっしゃるのですが、その方のカーステレオがどのようなものなのかが気になる今日この頃です。