一昨日の続きです。ヘッドとブロックの間からクーラントが滲んでいるということでヘッドを剥がします。色々外していきますが、キャブを留めてるインマニのスタッドがキャブに食い込んでしまっていてなかなか外れませんでした。エキマニはマフラーを半分降ろし的な感じで逃がして外しました。4番を圧縮上死点にしてカムプーリーとクランクプーリーのマークを合わせてタイミングベルトを外し、カムをカムハウジングごと外します。
ここまでは何とか滞りなく来たのですが、最後のヘッドが剥がれてくれません。ヘッドをブロックに固定しているボルトが10本あるところ、前側の5本はボルトなので緩めれば抜けますが、後ろ側の5本はスタッドボルトなので抜けずに残っています。スタッドのうち2本はなんとか抜けたのですが、残りの3本はツールが入らずに抜けません。多分この3本が錆びていてヘッドの穴に貼り付いているっぽいです。浸透潤滑剤を使ったり、炙ったり、コジったり、色々やりながらの長期戦になりそうです。SSTがあればなぁ…。作るしかないかなぁ…。
お疲れ様です!
やっぱりそうなっちゃうんですね…
2005年に自分で腰下からおOHしましたがその5年後くらいにヘッドOHしてるんです。会長とFKRさんも自宅に助けに来てくれて、その時もそうですが、のちのツーリングでも言われてました。
なんでスタッドをボルトに変えなかったのか?
なんでオリジナルのラジエターのまんま走ってるのか?
ある意味この状態で今まで乗っている人は居ないと。
みなスタッドはボルトに変えて、ラジエターはコア張替え、ローテンプサーモと。
そもそも最終型ではボルトがM10になって4本のサブボルト追加に仕様変更してますからね。あとあと都合が悪い設計だったのでしょうね…
2回目のオーバーホールの時にヘッドの歪みを見て、必要であれば修正したほうが良かったのでしょうね。
多分ほんの少しだけガスケットが抜けていて、そこからスタッドに錆が回り、固着しているのだと思います。
時間がかかりますが、なんとか剥がします。
西城さん、今回は大変な作業になってしまいすみません。素人の自分がエンジンOHして、その後もちょっと齧った知識でメンテナンスを続けて、挙げ句の果てにこれお願いします、ではリスクが高かったですね。
他のお客さんの作業スケジュールにも影響するでしょうから、ほんと申し訳ないです。
もう急ぎませんので、着実にお願いいたしますm(._.)m
ヘッド剥がしのSSTがあればなんてことなかったんですけどね。
これからもこういうことが無いとも限らないので作ろうかなとか思ってます。
とりあえず潤滑剤漬けでいけたらいいなと思ってます。