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もう4月に入りました。色々新しくなる時期ですが、こちらは全く変わり映えもせず、相変わらずの時が流れています。
御常連のX1/9 1500ですが、ヨーロッパ仕様のキャブの34DATRが付いています。これがスロー系がなんだかイマイチなので、ウチにあって持て余していた34DMTRに付け替えることになりました。
DATRは水温を利用した自動調整のチョークコントロールなのですが、DMTRは昔ながらのケーブルで引っ張る手動タイプです。どちらも口径が34mmなので、チョークコントロールの違いくらいのはずですが、細かいところが違ってます。
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X1/9のDATRは、アウターベンチュリが23/25mmなのですが、今回取り付けた34DMTRは25/27mmとなっています。同じ34mm口径のキャブでも、取り付けるエンジンの排気量によってベンチュリの径が異なっています。この34DMTRは2000ccのツインカムエンジン用のキャブなのでベンチュリが大きいのです。
他にもスロットルレバーがインシュレータに当たるだとか、チョークコントロールのダイヤフラムがアクセルリンケージのロッドに当たるだとか、ガソリンのユニオンの向きが違うからホースがカムハウジングに当たるだとか、ちょっとした違いがあります。当たるところは色々工夫して逃げるようにしました。
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キャブが付いたら、燃調を確認するためにA/F計を仮付けして試走します。O2センサはテールパイプに取り付けました。全体的に14くらいなのでちょっと薄い(普通の人ならちょうど良いと言う)ですが、エンジンの回り方も良いしこのままでOKとなりました。けど、試走から帰ってきてからプラグを見たらちょっと白いので(普通の人ならちょうど良いと言う)メインジェットを少し大きくしました。このオーナーさんは薄いがためにツラい思いを2度も経験している方なので、薄いよりは濃いに越したことはありません。
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試走の結果は上々でした。オーナーさんも以前よりも上のパワーが出ていると、ご満悦です。楽しすぎて、回し過ぎないことを願ってやみません。