またローター

Fiat 600D

上島竜兵さんが亡くなりました。やるせないというかとても残念ですが、苦しみは本人にしか分からないのでご冥福をお祈りするしかありません。楽しませていただきありがとうございました。でも、悲しいです…。

組み上がったので少し通勤等で調子良く乗っていた600ですが、途中で急にエンジンが吹けなくなって走行不能になってしまいました。アイドリングやレーシングは問題無い感じなのですが、走行しようとすると回転が落ちてしまい走り出せません。無理して走ろうとするとストールしてしまいますが、再始動すると普通にアイドリングします。

エンジン

電車で工場に行き、考えられるパーツを持って止まった場所へ行きパーツを交換しました。燃料系と点火系のパーツをほとんど交換しましたが、最終的にディスビのローターを交換したら直りました。

ローターの裏側

真ん中の円のような部分の下側に亀裂があるのが見えるでしょうか?肉眼では殆ど見えません。ディスビキャップのセンターピースから来た高圧はこの亀裂を通ってディスビのシャフトへと放電してしまうようです。電気は流れやすい方向へ流れていくので、負荷の少ない状態だとプラグで放電するのですが、エンジンの負荷が高くなって燃焼室内で放電しずらくなると、この亀裂を通ってシャフトへ放電するのだと思います。

見た目には問題無いように見えても、ディスビのキャップやローターは車検2回毎くらいには交換したほうが無難かと思います。元々は車検毎に交換が推奨されていますし。数万ボルトの電気が高回転時には数msec毎に通る部品ですから、結構なストレスがかかっているのだと思います。今回交換したローターは、多分10年は使われた物と思います。X1/9のローターも、ちょっと心配になりました…。

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