久しぶりの投稿ですいません。年末は色々とやることが多くて忙しいです。こちらの155は何度か作業をさせてもらっていますが、今回はヒーター周りからの漏れがあるとのことで入庫です。
オーナーさんがバルブが怪しいとのことでパーツを持ち込んでくれました。樹脂製のバルブなのですが、合わせ目の辺りから滲んでいます。ただちょっと気になるのが、足元の吹き出し口の辺りにも漏れの跡が見られます。ヒーターコアから漏れて無ければ良いのですが…。バルブへのアクセスは比較的楽なのでバルブ自体の交換はすぐに済むのですが、クーラントをこぼさないように養生したり、作業後にエア抜きをしたりで、まぁまぁ時間がかかります。
ついでながら、最後にいつ交換したか判らないパワステフルードも交換して欲しいとのことで、とりあえずリザーバから古いフルードを抜いて新しいフルードを注入します。抜いたフルードは濃い目の麦茶色になっていました。新しいフルードは透明の赤なのですが…。
エンジンをかけてポンプを回すとすぐにこんな色になります。パワステの油圧の経路には結構な量のフルードが入っているので、リザーバの中のフルードを交換したくらいでは全量の交換には程遠いです。なので新しいフルードを1リッター分、抜いて入れてを繰り返して終了にしました。
さらについでながらO2センサも交換して欲しいとのことなので交換しました。最低でも10年は交換していないので念のためという事でもあるようです。新しいセンサはボッシュの汎用品なので、古いセンサのケーブルを切ってコネクタ部分を再使用しました。今回はこんなところで納車ですが、他にも細かいところを見出すと色々あるようなので、気長に直していく感じでしょうか。