エアコンが動かないということでプジョーの508SWが入庫です。このエンジンを使ってるフランス車によくある故障で、サーモスタットアッセンブリを交換します。まぁまぁ面倒な作業なのですが、師匠のお店にいた頃は月に1台は交換するペースでしたので、もう慣れてしまいました。サーモスタット自体の交換はバラせばいい感じなのですが、その先のウォーターポンプへのバイパスパイプの交換がなかなかしんどいのです。
ごく慎重かつ丁寧にサーモスタットアッセンブリを外せばバイパスパイプは換える必要はないのですが、遅かれ早かれポンプ側の差し込み部分が割れて漏れてくるのでいつもセットで交換します。
けっこう熱的に厳しいクルマなのか、ついでにタービン用のポンプとラジエタファンレジスタも交換です。
サーモの交換はクーラントを抜かなきゃいけないのがイヤです。よほど気を付けないと必ず床を汚すし、車体に付いたのを洗い流さなきゃいけないし。あのエンジンが無くならない限り、この作業はずっとやることになるのでしょう…。