リターン経路

Citroen GS

あちこちから漏れてるLHMをなんとかします。まずフロント部分の漏れです。

劣化したホース

4 wayユニオンとか呼ばれている、メインのリターン経路に使われている樹脂製のユニオンに繋がっているホースですが、ヒビヒビになっていてそこから漏れています。こだわりの人たちは純正の緑の線の入ったホースを使いますが、既に他のホースも汎用品に換えられているので、今回は汎用のホースを使いました。

掃除後のオーバーフローリターンのユニオン

お次はオーバーフロー側のリターン経路を調べます。サスシリンダのブーツから出たオーバーフロー経路のホースは、ガソリンタンクのメンテホールを開けた辺りに来ています。左右のホースが樹脂製のユニオンで1本にされてタンク前方下部に降ります。このユニオンを一度外して掃除しましたが、ホースの内部と同様にコールタール状の汚れが付いていました。ホースは汚れで外からLHMが見えませんでしたが、掃除後はLHMが流れているかどうか確認できるようになりました。ちなみにユニオンはこんなに大きいのに、単なるユニオンで、逆流防止のバルブ的な機能はありません。

ガソリンタンク前方のホース

タンクのメンテホール部から降りてきたホースはボディ下部のパイプへゴムのホースで接続されています。3本ホースが並んでいますが、オーバーフローのリターンホースは真ん中のものです。ここも外して掃除しましたが、ホースの曲がり部分にドロドロのコールタール状になったLHMが溜まっていました。ボディ下のパイプの中も、前方のホースを外してからパーツクリーナと圧縮空気で掃除しておきました。

前方のユニオン

前述の4 wayユニオン部分のホースを交換するために、右フロントタイヤハウス内のカバーを外しましたが、オーバーフローのリターンホースもそこに来ています。後ろから来たホースとフロントの左右のサスシリンダから来たオーバーフローホースがユニオンで1本にされてLHMタンクへと行きます。こちらも汚れていましたが、リアほど酷くなかったです。それでもゲル状のLHMが経路に詰まっていました。

LHMタンク部分

下のユニオンから来たホースは最終的にタンクに戻ります。画像の一番下のホースがオーバーフローのリターンホースです。これでうまくオーバーフローしたLHMがここまで戻ってきてくれれば漏れが無くなる予定です。一度納車して、乗りながら様子を見てもらうことにしました。