スピードメーター

CR-Xのスピードメーター

朝からジャガーさんのセンサーの波形をオシロで見てみました。O2センサとエアフロメータは昨日見たところ問題なさそうでした。スロポジもリニアに電圧が変わりますし、ガリ的なモノもありませんでした。水温センサも吸気温センサも電圧は安定しています。

残りはクランク角センサですが、三極なのでデジタル出力のタイプかと思ったら、昔ながらのアナログタイプのものでした。クランキングで波形が殆ど見えなくて、エンジンがかかっても、アイドリングで200mVp-pくらいしかありません。で、相変わらずアイドリングが不安定です。

クランキングで波形が見えないのにエンジンがかかるということは有り得ないので、オシロの電圧レンジを目一杯低くして20mV/divで見てみたら、20mVp-pくらいで波形が出てました。こんなに低い電圧だとノイズレベルの電圧と変わらない感じです。これでエンジンがかかるというのがスゴイです。

ノイズ対策か何かで、ECUのセンサ入力回路のインピーダンスを低くしているからセンサ出力の電圧が低いのかと思いましたが、それにしても低すぎるのでセンサ単体で見てみましたが、やはり低いままです。エアギャップも見てみましたが、そもそもこのクルマの取り付け方だと、ギャップが変化することはありません。ということでセンサの不良と判断し、パーツを発注しました。

またパーツ待ちになってしまったので、お待たせしているCR-Xのスピードメータの交換作業をやります。画像は既に交換した後ですが、手前にあるのが付いていた標準の180km/hのスピードメータです。今回交換したのは輸出仕様用の240km/hのメータです。

今回のCR-Xはサイバースポーツの前期型なのですが、メータークラスタのデザインが前期型と後期型で異なります。240km/hメーターはオーナーさんが用意してくれたものですが、このメーター、後期型用のものでした。で、前期型のクラスタに後期型のメーターを入れるのですが、クラスタの造形が微妙に違っていて、すんなりとは入りません。

それでもなんとか切ったり削ったりしながら入れてみました。一度、クラスタを全部バラしてケースだけにしてから、何度も当たるところを確認しながら少しずつ削ってと。ケースだけではなく、メータのパネルも当たるところを削ったり穴を開けたりと。削り終わってメータを当てはめて、スピードセンサの配線を取り付けたりと、すごく大変でした。こういう作業は、趣味でDIYでやる分には楽しいですが、仕事として請け負うにはしんどい感じです。そのまま付くという話だったので安請け合いしてしまった自分が悪いのですけど。

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