昨日今日と急に寒くなりました。思わず暖房を使ってしまいました。早く穏やかな季節になって欲しいです。注文していたアイドラプーリーが届いたので取り付けました。
構造は単純なのにベルトのテンション調整がしやすい、素晴らしい設計です。ベルトも張れたので早速試運転しようと思ったのですが、なかなかエンジンがかかりません。不具合の一つとして掛かりが悪いという話を聞いていたのですが、今日は寒いせいもあり特にひどいです。これは何とかしなくてはなりません。
グロープラグには電源電圧が来ているのに、グローのランプが点きません。ちょっとタイプの古いグロー回路なので、5本のプラグが直列に繋がれています。ちなみにこのクルマ、5気筒です。この後の年式になると各プラグは並列に接続されています。直列接続なので1本でも切れてしまうと全てのプラグが温まらなくなります。1本当りの抵抗値は1オーム以下なのですが、計ってみると数100オームの物が2本あります。念のため5本全て外して見ました。4番と5番のプラグが完全に切れています。数100オームの抵抗があったのは、カーボン混じりの燃料が切れた電極の間に付いていたからだと思います。ループのように見えている部分がニクロム線的な材質でできていて、電圧がかかるとここが赤熱します。よく見るものは、このループ部分が棒状になっているタイプです。この年式はまだ古いタイプが使われているようです。切れていたのは2本だけですが、念のため5本とも新品に交換します。注文したので明日には届く予定です。
なかなか外れなかったウィンドウレギュレータですが、なんとか頑張って取り外しました。外してみてわかったのですが、なかなか外れなかった原因はフレームの歪みによるものでした。
大きいギヤ部分とモーターの取り付け部分が斜めっているのが分かるでしょうか?何かの原因でギヤのかみ合わせ部分がロックして、フレームに無理な力が掛かって歪んでしまったようです。
モーター自体にも無理な力が掛かってしまったようで、ベアリング部分が微妙に斜めになってしまっています。完全にロックしていましたが、ギヤ部分を分解して斜めになったべリングを嵌めなおしたら動くようになりました。
ギヤ部分とフレームを分離して、フレームだけにして歪みを直そうと思ったのですが、ギヤ部分のシャフトがフレームから抜けません。ただ、シャフトが抜けたとて、フレームはアルミの鋳物で出来ているっぽいので、真っすぐにするのは難しいかもしれません。アルミは変に曲げると簡単に割れてしまいます。そんなに苦労するくらいならレギュレータ部分だけ買えば良いじゃないという声も聞こえますが、国内では新品が手に入りませんし、海外でもとんでもない値段がしてます。国内では中古品もなかなか見つかりません。ダメなら海外から中古品を買おうかと思っています。中古品でも高いのですけど…。