エアフロ

エアフロメータ

ウチのはアクセス数もそれほどないBlogですが、見てくださっている人はいるもので、以前書いた124 Spiderのエアフロの記事を読まれたとのことで連絡をいただきました。同じタイプの124 Spiderを修理しているとのことで、エアフロが怪しいので調べて欲しいとのご依頼です。

コネクタ

届いたエアフロを見てみたら、なんかコネクタのピン数が少ないです。

品番

カバーに刻印されたBosch品番が0 280 202 027となっています。Fiatの2リッターのDOHCに使われていたエアフロの品番は0 280 202 023です。届いたエアフロはAlfa RomeoのSpiderなんかに使用されていたものでした。Alfa用のは、エアフロのフラップが開いている、すなわちエンジンが空気を吸い込んでいることを見るスイッチが省略されています。それでも124に取り付けられていたもののようなので、各機能が正常かどうかを確認しました。

吸入空気の温度を見るサーミスタはその日の常温で約2kΩで、温風を当てると下がっていくので正常なようです。フラップに連動して動かされるポテンショメータの抵抗値を測定したところ、まぁまぁフラップが開いた辺りで抵抗が数10kΩを示すところがあります。やはりポテンショメータに摩耗があるようですのでカバーを開けてみます。

ポテンショメータ

左から3つ目の山の途中に白い点がありますが、そこの抵抗体が摩耗して抵抗値が高くなっています。海外でリビルド品として売られているエアフロは、この抵抗体が載っている基盤部分が丸ごと新品と交換されているようです。Bosch Japanではそのようなリビルドサービスを提供するような体制は全く無いようで、海外から購入するしかないみたいです。リビルド品は、コアを送らなければならないですし、品物自体も高価なので、現物をなんとか使うという選択肢が妥当なようです。今回もちょっと加工して抵抗値がスムーズに変化するようにしました。

話は逸れますが、基板にBOURNSの文字列が印刷されています。抵抗器やポテンショメータで有名なメーカーです。一般的なポットは端子の引き出し部分が開いていて埃が入ったりしてガリの原因になりますが、BOURNSのポットは密閉式の精密な物が多く、不具合が起こりにくいのです。FenderやGibsonを始めとした通常のギターメーカーの量産品のギターにはオープンタイプのポットが使われていましたが、自分が若い頃にはそれをBOURNSのポットに交換するというのが流行ったことがありました。こんなところでBOURNSの名前を目にするとは思わなかったので感慨深いです。専業メーカーは色々なところで活躍されているのですね。

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