割れ

Alfa Romeo 2000 GTV

ステアリング操作ができなくなったとのことで入庫です。105系のクルマはステアリング機構がボールナット式のギアボックスなのですが、そのギアボックスのケースが割れています。

お疲れちゃんのギアボックス

自分は知らなかったのですが、105系ではあるあるの話なのだそうです。なのでアフターパーツのケースやアッセンブリが売られています。驚くような高額ではありますが、手に入るのはとてもありがたいことです。それにしてもこのギアボックス、70cmくらいの長さのステアリングコラムシャフトが付いたままの状態で脱着しなければならないのでなかなか大変です。

おニューのギアボックス

このギアボックスをこの状態のままでクルマに取り付けます。ギアボックス単体の画像ではいまいちサイズ感が判らないですが、まぁまぁな大きさです。謎の武器のような風体です。

エンジンルームの様子

ギアボックスはブレーキマスターの下あたりにいらっしゃいますが、なんせこのような状態なので脱着するためには色々外さなければなりません。結局今回は、クーラントリザーバ・エキマニ・オルタネータ・エアコンコンプレッサ・コンプレッサブラケット・ラジエタを外しましたが、ペダルアッセンブリを外せばそこまでバラさなくてもイケたかもしれません。

交換したギアボックス

こうして見ると小さく見えますが、脱着はなかなか面倒です。スタンディングペダルの時代でしたらそこまで大変じゃなさそうですが、室内側も少しバラなければならないので気楽な作業ではないです。旧い車は二次災害との闘いがあるので…。