エンジンの吹けが悪いことがあるということで入庫です。診断機で見たところ、例のタンブルフラップの不具合なのが明白とのことでしたので部品も一緒に持って来てもらいました。V6では定番中の定番で、『ベンツ タンブルフラップ』でググれば、たくさん出てきます。なので詳細は他のブログなどに譲ります。
まずは、この状態のエンジンから色々外して:
この画像の真ん中あたりに並んでいるバキュームアクチュエータの下の方にあるリンクレバーを取り外します。
このレバーを外すためだけにいろんなものを外してようやく摘出です。これをアルミ製の対策部品的なモノに交換します。
このレバー、元の樹脂製のレバーに付いていたアームを移植しなければなりません。アームの移植のためにカシメ部分を削ったり、再度カシメたり、とても面倒です。で、レバーを元に戻して、外したインマニやらエアポンプやらインジェクターやらハーネスやらを元に戻します。これがまた色々大変で、バキュームラインのゴムホースが経年で炭化していて割れたり、コネクタの樹脂部分が割れやすくなっていたりするのでとても気を使います。
あと、写真を撮り忘れたのですがリアのエアサスが漏れているっぽく、放っておくと車高が落ちるそうなのでベローズを交換しました。どちらの作業もディーラーに持っていくと純正部品で修理されるので高額な修理代の請求が来ます。今回のレバーの不具合の場合、ディーラーではレバー単体ではなく、インマニアッセンブリでの交換になるので部品代だけで16万とからしいです。こういうクルマの場合、社外パーツがとてもありがたく感じます。まぁ、元々ベンツに乗るような人は修理代が高いかなんて気にしないでしょうから、ディーラーで純正パーツで修理してもらうんでしょうね。