時計

BMW 1602のメータークラスタ

1602は部品が到着するまで、一度お引き取りいただきました。こちらはその1602のメータークラスタですが、右端の動かない時計を何とかしてみます。

時計の基板

意外と簡単にバラせたので、基板を見てみました。ちゃんと回路を追って見ていないのですが、多分トランジスタ2石のマルチバイブレータでコイルを交互にON/OFFする回路のようです。こんな単純な回路で時計を実現するなんて、昔の人ってすごいです。メインの部分は昔ながらの機械式時計の造りなのですが、振り子部分の磁石をコイルで振らせるようになっています。コンデンサは信頼性の高いタンタルやフィルムのものが使われています。ヨーロッパではスタンダードなWIMA製です。

コイル

で、動作不良の原因ですが、この2色のワイヤで巻かれているコイルのうち、緑側のコイルが断線していました。断線部分の特定はできませんでしたが、巻き始めではなく中のほうかと思います。電源の入力がいきなり緑のコイルに入って、その反対側から回路に電流が流れるようになっています。そのコイルが断線しているので、回路には一切電源が供給されません。このコイルを巻き直すか良品と交換するしかありませんが、こんなコイルは単体では手に入りませんし、巻き直しのコストを考えたら時計アッセンブリで交換するしかないようです。ということでアッセンブリを探すことにしました。また部品待ちです。

Alfa Romeo Julia Nuova Super

こちらはBMW 1602と入れ替えでやってきたNuova Superです。アイドリングがイマイチなのでそれをなんとかするのと、一通りの点検やダメ出しをします。今のところエンジンの不調以外大きな問題は見つかっていませんが、何があるかわからないので油断禁物です。何事も無く済むことを願うばかりです。