Panda

腰下

そろそろエンジンガスケットセットがイタリアから届きそうなので、ヘッドを載せる準備をしてます。腰下が結構汚れていたので掃除します。ヘッドガスケットも結構こびりついていて、剥がすのが大変でした。オイルの通路もスラッジで真っ黒です。オイル交換は必須なのでガシガシ洗いました。

ディスビ

お次はディスビです。上の画像はオリジナルのポイント式のディスビです。ガスレポートを取った人が何を勘違いしたのか、点火系をフルトラと申請してしまったため仕方なくフルトラにします。

フルトラにコンバート

500や126では定番のAccuSparkの製品を使用しました。ポイントをベースプレートごと外し、代わりにフルトラのモジュールの付いたプレートを取り付けてからカムにマグネットをはめるだけです。この小さいディスビの中にセンサとイグナイタが収まります。昔のフルトラみたいに外にモジュールがあるわけではないので、純正然としてスッキリ移行できます。信頼性については未知数ですが、ポイントのままでは検査に通らないので背に腹は代えられません。純正っぽく見えるように、あえてコンデンサを付けたままにしました。

取り付け

ブロックに取り付けて、おおよその点火時期に合わせておきます。

イグニッションコイル

イグニッションコイルは閉磁タイプの低抵抗の物が付いています。一次側の直流抵抗値が1.5Ωのものなので、本来であれば外部抵抗が必要なのですが、このクルマには付いていませんでした。AccuSparkの製品は低抵抗のコイルを使えない仕様なので、セットに付属の外部抵抗を取り付けました。ただ、エンジン始動時には抵抗をバイパスしないとコイルに印加される電圧が低くなってしまうので、バイパスのための配線を追加しました。さらにフルトラモジュールに与えるB+の配線を追加したので、新たに2本の配線を引くことになりました。

プッシュロッドチューブ

最後に、ヘッドに付いたままになっていたチューブを外して掃除します。ヘッドを降ろすことになった原因は、このチューブの両端に入っているOリングがダメになったからだったのですが、カチカチに硬くなっていて固着してました。ヒートガンで温めてようやく抜けました。ようやく抜けても、チューブに貼り付いたままの硬化したゴムは中々取れません。色々なケミカルや道具を使って、チューブに傷を付けないように取り除きました。

登録のための事前審査が長引いてしまい、3月に突入してしまいました。早く検査を通せる状態にして公道デビューできるよう頑張ります。