バックアップランプスイッチ

Fiat 850 Spider

本日も850 Spiderの改善です。まずバックアップランプのスイッチを取り付けます。

スイッチ

当時物の社外品のスイッチです。一応850専用品なのでボルトオンで付きます。

取り付け

シフトレバーの根元付近にスイッチを付けて、そのスイッチを押すための金具をシフトロッドに取り付けて配線すればOKです。作業時間の大半は配線の取り回しに費やされます。敷物を剥がして既存のハーネスに這わせて新設の配線を通すのは結構大変です。バックランプの配線なので、運転席足元のフューズボックスから電源をもらい、センタートンネルのスイッチを経由してボディーの一番後ろまで通さなくてはならないのです。ランプ自体は汎用品で特にステーなどが無いため、バンパーステーの留めボルトを利用して適当なステーでバンパー下に吊り下げる予定です。

ハザードリレー

お次はハザードです。旧車に似合うリーズナブルな多回路のスイッチが中々見つからないため、汎用のハザードリレーを用意してもらいました。とりあえず付けて動作確認してみるとハザードは機能するのですが、ウィンカの動作までもがハザードと同じ点き方になってしまいました。説明書にはパイロットランプの回路からの回り込みでそうなるのでダイオードを入れて対処するように書かれてますが、そもそもこの手の旧車の場合パイロットランプは独立してウィンカリレーで駆動されるので回り込みは無いのです。このリレー、バラせそうなのでバラしてみました。

ハザードリレーの中身

なんとユニバーサル基板で雑に作られた手作り品でした。こういう作り方ならエポキシか何かで固めて簡単にバラされないようにしたほうが良いのになぁとか思います。回路自体は良くあるタイマICの555の出力にFETを繋いだものなのですが、その出力段が1チャンネルしかありません。青い2本の出力線をそれぞれ左右のウィンカランプのラインに接続するのですが、これを繋ぐと左右が繋がってしまいます。そりゃそうです、出力が1チャンネルなのでリレーの中で2本の線が同じところに接続されているので…。せっかく買ったものなので、これを元にしてFETを増設してチャンネル数を増やすか、このリレーは諦めて別の手段を取るかです。ただ、これを元にするくらいなら、自分でゼロから作ったほうが良い気もします…。