そういえばこちらでは、あまりBMWの作業ってしていなかったです。こちらのE39は運転しているとオイルの匂いが気になるとのことで入庫です。あちこち見てみましたが、タペットカバーパッキン部からのにじみが原因のようです。

エンジンが右下がりに斜めにマウントされているので、タペットカバーパッキン部の右側から滲みがあります。

右側にはエキマニがあって、エキマニの上には遮熱板が取り付けられています。タペットカバーパッキンから滲んで垂れたオイルは遮熱板の上に落ちて、熱せられて匂いがするようです。ということでタペットカバーパッキンを交換します。

なんか似たような作業が続くのが不思議です。オイルが滲んでいるので、簡単にカバーが外れました。左側にはオイル汚れがありませんが、右側にはオイルが垂れています。

直列6気筒なのでタペットカバーが長いです。運よく液体ガスケットは使われていないので掃除が楽でした。

プラグホールのパッキンだけではなく、今回は固定ボルトのグロメットも交換します。グロメットにワッシャが貼り付いていて、15個全てを取るのが大変でした。

カバーもヘッド側の取り付け面も、キレイに掃除してからしつこく脱脂して取り付けます。カバーが付いたら、外したケーブル類や点火コイルなどを戻します。液体ガスケットが固まってから、漏れが無いことを確認したら納車の予定です。